2023 昇段レポート/久枝弘幸 参段位 森松道場
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『日々鍛錬を宗とせよ』
ご存じのとおり高見空手道場訓の最後の一文です。
このレポートを記す機会を得た今回の昇段審査を終えたあと、この一文について考えることがあり、それを記したいと思います。
今回の昇段審査は壮年セミナーの一日目をお借りして実施していただきました。
壮年セミナーでは、一日目の夜に大人の飲み物付きの会が催されています。
その席で、他の受審者の方から受審準備の苦労について、伺う機会を得ました。段位が上がるにつれ、正解に導いてくれる方が少なくなり、また普段の稽古だけでは準備が間に合わないのは事実です。
皆さんの言葉を聴きながら、一般の道場生が見ることのない場所での準備作業は、まさに日々の鍛錬にあたるのではないかと思いました。" class="protect" alt="ファイル 775-2.jpg" width="530" height="397" />
一方、今回のセミナーに参加されている高段者の方がなぜ肉体的にも、また時間的にも負担を強いられる空手を続けている理由についても思いを馳せてみました。
道場訓の前節は「武道の心は徳の端なり」とあることから、普段の稽古に挑むような姿勢で日々を過ごすことにより日常の生活の質が上がることが期待できることが実感できているのではと考えるに至りました。
つまり、空手の稽古で武道の心を養い、その精神で日々の生活をすることで相乗効果を生み、自己が向上していることを実感しているのではないかと考えました。
特に、今回のセミナーの出席者は空手の指導者の方もばかりで、空手の指導を通して道場生が肉体的にも日々の生活についても向上できるように腐心されている姿を見てきており、道場生やその周りの方が充実した生活をしていることに対する喜びも空手を継続する原動力になっているのではないかと感じました。
一方、私の今回の昇段審査受審について振り返るときに、日々の空手を通してお世話になった多くの方に役に立っていればこれに勝る喜びはありません。後輩の道場生については私が型を指導している立場なので、最初は覚えるのが難しいと思われた五十四歩や雷神について、型を形にする努力のモチベーションになり感謝しています。" class="protect" alt="ファイル 775-3.jpg" width="530" height="397" />
石田指導員及び大内指導員については、昇段審査という同じ目標に向けて進む中、切磋琢磨の機会をいただき感謝しております。
本馬師範代におかれましては、今回の受審のきっかけを作っていただき、また自ら一歩一歩前進する姿で背中を押していただき感謝しております。
平松伸彦師範及び廣子師範については日頃から親切丁寧な指導を賜り、また常に笑顔で道場を盛り立てながら日々の稽古の場を提供いただき感謝しております。
諸先輩方については賑やかな(けたたましい)後輩ではありますが受け入れていただき、また常に前向きに鼓舞していただき感謝しています。高見総師、高見最高範士及び高見事務長におかれましては、我々の日々の鍛錬の方向性を明確に示していただき非常に感謝しています。
多くの方に支えていただき昇段することができましたが、支えていただいた皆さんがこの昇段について少しでも喜んでいただき、僅かでも良い影響がありましたら非常にうれしく感じます。" class="protect" alt="ファイル 775-4.jpg" width="530" height="397" />
私も50歳を超え、老眼とはいかないものの視界が狭くなったり、物がはっきりと見えなくなってきました。
このような老兵を踏み台にして、後に続く方が私の見えなかった素晴らしい風景を見ていただけたら本望です。
そして、高見空手にかかわるすべての方が、稽古を含む日々の鍛錬で生じる苦痛・苦悩より1%でも多い喜びを持てることが究極の目標として今後も高見空手の修行を続けていきたいと心に刻むことができました。
それが、今回の昇段審査の最大の収穫であったのではないかと自分は思っています。" class="protect" alt="ファイル 775-5.jpg" width="530" height="397" />
- 2023-06-04 Sun | URL | 道場生の声::昇段レポート | Edit | ▲PAGE TOP
2023 昇段レポート/本馬泉 参段位 森松道場
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南予は雪の予報が出されていた。案の定、長いトンネルを抜けると、あっという間に銀世界に覆われる。平松師範に同乗させていたが車は走行不能になり、審査会場の宇和島本部道場に行くのを遮られました。幸い、平松師範が機転を利かし、通りかかった見知らぬ方に、私たちが昇段審査に間に合うようにと頼み込まれました。
何とか間に合い、審査が始ました。基本、移動、組手と進んだところ、先輩の廻蹴りが顔面をかすり冷や汗が、どっと噴出しました。拭うと、出血しているではないか。「ああ、これで止めよう」と情けなく思った瞬間でした。
間をおかず、先輩が私を連れ出し組手を再開しました。「私を止めさせない」と思って続行したのでしょう。それからの先は、何をしたのか記憶にありません。ただ、「早く病院行かねば、日曜日だが開いているだろうか」と焦るばかりでした………… 只々、長い一日でありました。
四半世紀前の初段の審査を受けた出来事です。" class="protect" alt="ファイル 774-2.jpg" width="530" height="397" />
この度は、平松師範夫婦の推挙により、総師、最高範士をはじめ岡鼻、金澤師範のご高配を頂き参段の段位を頂きました。感謝申し上げます。
精神的にも、肉体的にも強くなりたいと思い、白い道着姿に憧れていました。そして、念願の道着を身に着けてから55年の歳月が経ちました。その間、中断しながらも空手を愛好してきました。
さしたる体力、技術があるわけでもないのに何故続いたのだろうか? それは、空手が好きだからに尽きます。しかし、一人で続けることは不可能です。それが出来たのは各道場の先輩や同胞の励ましが支えとなったからでしょう。いわば、アットホームな集団だからと思います。そのことは、仕事の関係で各地の道場を経験するなかで感じました。
今後は、もう一度、基本に戻り精進したいと思っています。「応用編」までに到達することは出来ません。ただ、「何か」が学べば満足です。
終わりに、いつもユーモラスでアットな平松夫婦師範の指導の下、共に汗を流してくれた村瀬、大内、久枝及び石田壮年部の各氏にお礼申し上げます。そして今後も宜しくお願い致します。" class="protect" alt="ファイル 774-3.jpg" width="530" height="397" />
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- 2023-05-28 Sun | URL | 道場生の声::昇段レポート | Edit | ▲PAGE TOP
2023 昇段レポート/石田治広 弐段位 森松道場
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この度は壮年部昇段審査を受審させて頂き、高見総師、高見最高範士に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
初段の合格を頂き、早くも三年が経ちました。
その間、指導員となり道場生を教える中で、教える事の難しさや楽しさを知り、人の動きを見て自分自身が正しい動きが出来ているのかと自問自答する日々でした。
そんな時、昨年10月、本馬師範代から壮年部昇段審査を皆で受審しようと声を掛けて頂きました。
空手を始めた当初、私は、帯が一つでも上がればいいという気持ちでした。ですから、初段になれた時は自分の中では奇跡的な事で、この黒帯がボロボロになるまで締めようと思っていました。" class="protect" alt="ファイル 773-2.jpg" width="530" height="397" />
しかし、今回は久枝師範代と大内指導員も一緒に受審するという事で、大変心強いと思い受審を決意しました。
まだまだ日があると思っているうちに年が明け、あっと言う間に4月になり焦りを覚えました。
昇段審査は特別な審査ですが、普段の基本稽古、移動稽古を一生懸命やる事、声をしっかり出す事、自分に出来る事をしっかりやる事を意識し稽古を行いました。
型を覚える時は苦戦し、特に泰山は師範、師範代、指導員の協力が無ければ覚える事が出来なかったと思います。根気良く教えていただきありがとうございました。" class="protect" alt="ファイル 773-3.jpg" width="530" height="397" />
審査の会場は愛南町一本松体育館でした。初めての土地、初めての体育館、周りは先輩方ばかりで、緊張のあまり審査はなかなか思う様な内容ではありませんでした。
しかし、今回の審査で得た経験や課題を今後の稽古や指導に生かせるよう精進して参ります。
最後になりますが今回の審査は一人では乗り切ることはできませんでした。
空手の全てを教えて頂いた平松師範、廣子師範、一緒に稽古に励んだ本馬師範代、久枝師範代、大内指導員、そして応援してくれた森松道場の仲間のおかげで諦めず頑張ることができました。
また、理解し協力してくれた家族に心より感謝しております。
本当にありがとうございました。押忍。" class="protect" alt="ファイル 773-4.jpg" width="530" height="397" />
- 2023-05-21 Sun | URL | 道場生の声::昇段レポート | Edit | ▲PAGE TOP
2023 昇段レポート/大内靖 弐段位 森松道場
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この度は、弐段への昇段をお許しいただき誠にありがとうございました。高見総師、高見最高範士に深く感謝申し上げます。
約9年前、息子2人を連れて道場見学に訪れたのがつい先日のように思われます。それから約6年かけて昇段審査を受け念願の黒帯を頂きました。
その暮れには正指導員という大役も仰せつかりました。突然のことで感無量と重責で身が引き締まる思いでした。またその間には娘も入門し、はや緑帯です。そして息子たち2人は黒帯を頂きました。有り難い限りです。
私も黒帯を頂いてから早いもので3年という月日が経っていました。この3年間、私は主に入門したての白帯の子供たちを教えて来ました。挨拶から始まり、手の握り方、立ち方、突き方、受け方、蹴り方、その名前など基本中の基本から一緒にやってきました。
お恥ずかしい話ですが、教える立場になるとこれがなかなか上手く伝えにくいもので、自分の言っていることがこれで本当にあっているのか本当に伝わっているのか自問自答しながらの日々でした。
それでも最初に教えた子供たちは黄帯に二世代目は青帯に、三世代目はオレンジ帯にと順調に成長してくれて嬉しいかぎりです。少なからず私も一緒に成長できたのではないでしょうか。子供たちと一緒に日々空手を楽しんでいるなか、" class="protect" alt="ファイル 772-2.jpg" width="530" height="397" />
爽やかな秋晴れが心地よい日々の頃でした。本馬師範代より『一緒に昇段審査に挑戦しませんか?』と言うお誘いを受けました。お誘いを頂いてから私が躊躇するも、平松師範・廣子師範からも『師範代・指導員4人で受けるのだから大丈夫』『まだ6ヶ月あるから大丈夫』と『4人で頑張りましょう。』と激励のお言葉を頂き受けることを決断致しました。
しかし、弐段取得にむけて頑張ると決めてからも大変な稽古の日々でした。できる限り早めに道場に向かい、子供たちが来る前に『十八』の稽古、子供たちが帰ってからの『泰山』の稽古です。初段取得の稽古と大きく違うのが自分だけの稽古とはいかないところです。
子供たちの指導以外のところで自分の稽古ですから、分かっていても実際はやはり大変苦労しました。また、年齢を重ねると覚えが悪く、新しいことに挑戦するには時間が掛かります。気が付けば年末になっていてあと3ヶ月、そして、年度が変わりもう時間が無い、と焦りました。2つの型が仕上がったのも3月に入ってからです。
そして最後に『自衛術十戦』で心が折れそうでした。結局、完璧には覚えられないまま本番当日となりました。" class="protect" alt="ファイル 772-3.jpg" width="530" height="397" />
前回の昇段審査の時とは違う緊張感のなか始まった審査会ですが、大変良かった事が2点あります。1点目は、岡鼻主席師範に最初の基本稽古の号令を掛けて頂いた点です。何度も教えていただいている森松道場生の私にとって、こんな心強く頼もしい号令は応援のように心地良かったです。2点目は南條師範と共に審査を受けられたことです。堂々とした立ち居振舞い、気合いの入った掛け声に引っ張ってもらうことで私も全力を出すことが出来ました。
とても思い出に残る昇段審査会となりました。
一緒に頑張ってくれた平松師範、廣子師範、本馬師範代、久枝師範代、石田指導員、そして応援してくれた森松道場生のみんな、本当にありがとうございました。
最後に高見空手を一緒に初めてくれた息子2人と、現在一緒に稽古してくれる娘、そして陰ながら支えてくれた理解ある元妻に感謝の気持ちを伝えたいと思います。
この度の弐段取得は、家族の支えと応援の賜物です。本当にありがとう。心から感謝を伝えたいと思います。
今後は、高見空手の有段者として恥じぬよう努力を続け、再度初心に帰って稽古して行き、良き指導者を目指したいと思います。また森松道場のみんなと一緒に空手を楽しみたいと思います。これからもよろしくお願い致します。押忍。" class="protect" alt="ファイル 772-4.jpg" width="530" height="397" />
- 2023-05-14 Sun | URL | 道場生の声::昇段レポート | Edit | ▲PAGE TOP
2022 昇段レポート/安部こころ 弐段位 大西道場
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まず初めに、昇段審査の機会を与えてくださり、承諾してくださった高見総師、高見最高範士、丸山師範、本当にありがとうございました。
4年前、初段の昇段審査を受けた時に、「もう二度と審査は受けない」と言い張ってきたのに、今回、あの場に立ったことを審査が終わった今でも不思議に思います。" class="protect" alt="ファイル 732-2.jpg" width="530" height="352" />
4月16日、まだ少し肌寒い頃でした。自分は癌で手術を受けると先生に言われました。先生が帰ってくるまで副代表として、大西道場を任されました。突然の出来事に対する驚き、先の見えない不安、先生に万が一のことがあった時の恐怖、沢山の負の感情が私を襲い、涙が止まりませんでした。
先生が道場を離れてから数ヶ月間、黒帯のみんなでローテーションしながら指導員をする日が続きました。内容は先生の稽古の見よう見まね。きっと道場生もなんの変わり映えもないただ号令を数えるだけに近い稽古をつまらなく思ったと思います。ごめんね。
先生が帰ってきた後も、月初め以外は私達黒帯が指導を行っています。今回一緒に受審したかなこに指導するのも、先生ではなくほとんど私でした。大西道場に初段が増えていく、後輩と同じ段になる。でも、いつも中心になって指示を出すのは私。心のどこかでは、このままじゃダメだと思っていたんだと思います。
受けようと決めたのは審査の42日前でした。普通ならありえないと思います。前代未聞です。しかし、先生は審査1週間前の最後の稽古まで誰にも言わないことを条件に申込用紙をくれました。" class="protect" alt="ファイル 732-3.jpg" width="530" height="352" />
そこからは、かなこの稽古と称して自衛術や組手をしたり、家で筋トレ、柔軟を徹底するなど限られた時間の中で、できることをしました。時間が無い中、かなこの指導をすること、4年前に再審査になったこと、道場のみんなに言えないこと、沢山の不安やイライラが止まらずパニックになることもありました。
そんな私を一番に支えてくれたのは母です。
「4年前より上手くなってる。大丈夫。」
パニックになり過呼吸で上手く息ができなくなる私の背中をさすってくれるのはいつも母です。大丈夫と私の背中を押してくれるのも母です。喧嘩も多いですが、私の夢の実現のために毎日遅くまで働いてくれている母を誇りに思うし、普段は絶対言わないけど感謝しています。ありがとう。バイトの給料でビールでも買ってあげようと思います(笑)。" class="protect" alt="ファイル 732-4.jpg" width="530" height="336" />
「審査を受けたいと言ってくれた日。本当に嬉しかったです。こころちゃんならだいじょうぶ。必ずきれいな花が咲きます。」
LINEで先生が送ってきてくれた言葉です。この言葉を信じて限りある時間を最大限に使って審査に挑みました。
審査当日は、ボートをしている弟、志(のぞみ)も部活を休み、審査に来てくれました。二度も志に恥ずかしいところを見せたくない一心で、4年前より間違えても落ち着いて、基本から腕立てまで自信をもって審査に挑めたと思います。しかし、組手では、本数を重ねるごとに動けなくなる身体、色んなところが痛くて何回も辞めたいと思いました。それと同時に自分の体力の無さを痛感し、4年前と何も変わっていなかったことが悔しかったです。でも、最後の相手が志でよかったです。
「出し切れ!来い!」と言ってくれて、全部受け止めてくれている気がして嬉しかったです。ありがとう。
合格通知を頂いた時は本当に嬉しかったです。高校卒業後は、パティシエになるために、大阪の辻製菓専門学校に進学します。毎週稽古に参加することはできませんが、長期休暇は、必ず稽古の日に合わせて帰ってこようと思います。大阪に行くまでの残り数ヶ月。二段の自覚を持って、私が先生から教わったことを教えられる限り、後輩に教えていきたいと思います。
ありがとうございました。押忍。" class="protect" alt="ファイル 732-5.jpg" width="530" height="351" />
- 2023-01-08 Sun | URL | 道場生の声::昇段レポート | Edit | ▲PAGE TOP