2018年 壮年部昇段合宿&黒帯セミナーレポート(執筆/師範代 久枝弘幸)
平成30年4月28日(土)~29日(日)にかけて愛南町一本松にて黒帯セミナーが行われました。
参加者を代表しまして、久枝弘幸(森松道場師範代)がレポートさせていただきます。
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~一日目稽古:壮年部審査~
130kmの運転を終え、集合時間の20分前に愛南町一本松の会場に到着すると、ほとんどの出席者が既に集合済みでした。着替えの後みなさんと挨拶を交わしていくと、明らかに猪﨑指導員と三原指導員の表情が硬く、今日が二人の昇段試験ということを強く意識させられました。
両名の昇段審査は、道場訓の筆記試験からスタートしました。その後、基本と移動の審査に進みました。壮年部の審査は受験者が最高範士のすぐ前に立ち、その後ろにセミナーの参加者が並び、基本と移動を全員で行うスタイルです。私も後列の端で一緒に参加させていただきましたが、前列の両受験者の気合に引っ張られながら稽古が進んで行きました。途中、休憩の際に受験者の様子をうかがったところ、我々と比較して大量の汗をかかれていたところをみると、やはり緊張のためか力が入っている模様でした。それでも、型、腕立て伏せと進んでいき、組手(1分×5本)の後半になってもペースダウンすることなく見事に完遂されました。
受験された両先輩とも、以前からこの日の昇段審査に向けて、「どのような審査が行われるか」、「審査に合格するには自分に足りない部分はどのようなところか」、「その足りない部分を補うにはどのような稽古が必要か」と、それぞれの段階を精査した上で、準備を入念に進めていかれたことが審査の端々からうかがえました。初段への昇段試験は各道場の師範達が受験者の足りない部分及びその対策をきめ細やかに指導されますが、二段以降を受審するには、その行程の大部分を自分自身で解決しなければならないことを再確認し、今後の自分自身のことを考えると身が引き締まる思いでした。
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~二日目:早朝稽古~
一夜明け、早朝の稽古は駐車場にて私服で行う野外稽古でした。各出席者の私服にも個性があり、楽しませていただきました。稽古については周囲を気にせず棒を使用できるこの広いスペースを利用して、「棒の型」「チオン」「風神」を行いました。稽古スタート直後は若干肌寒く感じましたが、身体を動かしている間に日も高くなり快適に稽古を進めることができました。空は快晴、正面には青葉繁る山々と里山、その一角には立派な鯉幟と雄大な環境で、棒を遠慮することなく振り回していると、普段とは違った開放感を味わいながら楽しく稽古をすることができました。
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~二日目:最高範士稽古~
二日目の最後の稽古は武器術でした。軽く基本を行った後、「トンファー基本型」「泰山」「トンファーと棒の型(組打ち)」「棒とトンファーの型(組打ち)」と進んで行きました。棒やトンファーを使用した稽古はなかなか普段の道場の稽古では行うことができないので、この機会を利用し自分のものにしようと気合を入れて取り組みました。しかし、武器を手足のように自由に扱えず(自分の手足も自由に扱っているかは疑問ですが)、自分の未熟さを痛感することとなりました。
そのようのことを考えているうちにセミナーの全稽古は終了。インスタ映えするように写真撮影、おいしいお弁当をいただき全日程が終了しました。
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~雑感~
稽古はこのように進んで行きましたが、夏・冬の合宿とこのセミナーとの違いとその魅力について少々紹介させていただきます。
合宿とセミナーの大きな違いは参加者がすべて大人であることです。集団行動の意思伝達等が簡単なため、セミナーの稽古時間は合宿のそれと比較して長いはずですが、全体のスケジュールには余裕を感じます。一日目の稽古終了後にはゆっくりと温泉に入浴する時間があります。私は最高範士と入浴中に風呂好きだった故長谷川師範代(極真会館師範代)の昔話を楽しみました。入浴後には非常に美味しいビッフェ料理と少々のアルコールをいただきながら、今後の高見空手の在り方の議論を肴に盛り上がりました。
そのほか稽古の合間や就寝前にも、ある程度時間があり、同じ部屋に宿泊した丸山師範と石河師範とは道場の運営の仕方などの硬い話題から家庭の話題まで硬軟織り交ぜた会話を楽しませていただきました。特に石河師範の「象さんとライオンさんの処理の仕方」についての話は今後の人生に役に立つ時が来ると確信し、心のノートに書き留めておきました。
このように、セミナーの間には他の道場の先輩方と会話する機会が多くあります。普段何気ない会話を交わしていると、空手について疑問やお願いがあるときに、他の道場の先輩でも気楽に話しかけられるかとおもいます。黒帯を取得した後、次の目標がなかなか設定できない大人(お酒が飲める年齢の方)は多くの先輩方と意見交換していくうちに新たな目標が見つかるかも知れないので一度セミナーに参加されることをお勧めします。
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~謝辞~
最後にセミナー全般にあたり懇切丁寧に指導していただいた高見最高範には感謝の意を表します。
また、金澤師範についてはこのセミナーの準備全般に御配慮いただきありがとうございました。また、松山地区と愛南町の移動を年に1回このセミナーで体験するにあたり、片道100kmを軽く超える移動を行事の毎に続けてきた、岡鼻主席師範及び金澤師範には頭の下がる思いです。
今回の参加者の中で私が一番の若輩者でしたが、今回出席された諸先輩方が頑張っている姿を拝見させていただき、私も後を走る人間として負けずに頑張っていきたいと確認することができ、感謝いたします。
私も今後とも高見空手を通じ、人間的に成長すべく、諸先輩方、また道場生の皆さまと一緒に稽古に励みたいと考えております。
押忍。
森松道場 師範代 久枝 弘幸
- 2018-05-13 Sun | URL | ニュース | Edit | ▲PAGE TOP
第17回ふる里だんだん祭り演武/下波道場レポート
「第17回ふる里だんだん祭り」下波道場演武レポート
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平成30年4月29日(日)五月晴れの下、愛媛県宇和島市遊子(ゆす)にて「第17回ふる里だんだん祭り」が盛大に開催され、高見空手下波道場は空手演武を行いました。
今回の演武は一般部の茶帯以上5名での参加となりました。先ずは眞田一治師範の号令の下、参加者全員で「基本」の突き・受け・蹴り技を披露し、「移動」では組手の構えから突き技、蹴り技、さらには手技・蹴り技のコンビネーションを気合いを入れて行いました。
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次は「組手」です。今年、黒帯に挑戦する二宮 大晃1級と中浦 誠1級が対戦しました。
変則的な上段回し蹴りを得意とする二宮1級と威力のある突きと下段回し蹴りで前に出る中浦1級の勝負に観客からは「痛い!」「凄い!」という歓声が聞こえました。
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続いて私(眞田寛之)の試割りです。正拳瓦12枚にチャレンジしました。気持ちを左拳に集中させ地面を叩くつもりで真っ直ぐに打ちおろし成功することが出来ました。瓦が割れた時の音はさすがに病みつきになりそうです。(笑)
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最後は今回の演武の主役である茶帯3名(二宮1級、中浦1級、武内2級)による「トンファーの型」と眞田師範が「五十四歩(スー シー ホ)」の型を披露しました。
茶帯3名は稽古を重ねてきただけあって呼吸もピッタリです。また眞田師範は3年前の昇段審査(四段位)の受審型で思いれが大きい型のようです。
今年は春の愛南町での黒帯セミナー(武器術・指導法・懇親会)と日程が重なり、眞田師範が高見最高範士へ相談致しましたところ「是非とも演武を頑張って下さい!」と了承頂いたことで我々は気持ちを切り替えていつもより気合いを入れて演武に臨みました。
また下波道場は毎年、地元から声をかけて頂くことで道場生が普段の稽古の成果を試せる場として来年も地元のこの一大イベントに演武で少しでも花を添えることが出来れば嬉しい限りです。
最後になりましたが、関係各位、地元の皆様、下波道場生の皆さん、本当に有難うございました。押 忍
高見空手下波道場 師範代 眞田寛之
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- 2018-05-02 Wed | URL | ニュース | Edit | ▲PAGE TOP
2018年 第3回帯研 昇段者稽古と稽古の要訣
黒帯研究会を04月01日(日曜日)10:00~ 本部道場にて開催致しました。
今回は昇段者稽古と稽古の要訣を
高見最高範士のご指導の下、師範、師範代、先生、指導員、先輩を含む22名が
参加しました。
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最高範士から今年の昇段受審者に稽古時の要訣を説かれました、
積み重ねていきましょう。
壮年部は今月4月28日(日)一本松町で審査です。
道場訓の英語唱和が学生、昇段受審予定者を対象に行われました。
柔軟、基本稽古を実施しました。
柔軟での説明は今回も全て英語で行われました、
参加者もListening後復唱して覚えます。
少しづつですが少年部に負けじと一般部も覚えてきたのではないでしょうか。
我々指導側も負けてられませんね。
最高範士が足を痛めておられていましたので
今回の基本稽古は大西道場丸山師範に御指導戴きました。
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移動稽古を実施しました。
「肘打ち裏拳払落し逆突き」を重点的に稽古しました。
又、半騎馬立ちからの移動技等、普段稽古しない技も実践しました。
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組打ちでは「肘打ち裏拳払落し逆突き」の対人稽古
型稽古では初段者用型「征遠鎮」
参段者用型「鉄騎二段」「鉄騎三段」「抜塞大」
を御指導戴きました。
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御指導戴きました高見最高範士、ありがとうございました。
御手伝い戴きました丸山師範、ありがとうございました。
参加されました皆様、お疲れ様でした。
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押忍
レポート・写真撮影:高見空手WEB課 熊田琢磨(本部・市坪道場指導員)
- 2018-04-15 Sun | URL | ニュース | Edit | ▲PAGE TOP
2018年 第二回 伊達杯 空手道選手権大会
2018年3月18日(日)宇和島総合体育館において
「第二回伊達杯空手道選手権大会」が開催されました。
「伊達杯」は大会初心者、大会未表彰者対象の大会です。
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型試合
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組手試合
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表彰式
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選手は常日頃から御教示されている「廉恥の心」を忘れず正々堂々戦えました。
「勝って驕らず、負けて腐らず」精進を続けましょう。
総師、最高範士、開催された南予の師範、お手伝い戴きました師範、先生、先輩、関係者の皆さんお疲れ様でした。
見守り、応援戴きましたご来場者の皆様、ご父兄の皆様、ありがとうございました。
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押忍
写真撮影 :高見空手WEB課 石河直人(野村道場 師範)
レポート・写真撮影:高見空手WEB課 熊田琢磨(本部・市坪道場指導員)
- 2018-03-25 Sun | URL | ニュース | Edit | ▲PAGE TOP
2018年 第2回 伊達杯 空手道選手権大会/入賞者紹介
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◆型の部◆
《小学1年〜2年生》
優勝・・・福本 竜侍(住吉)
準優勝・・松本 優人(大洲)
第三位・・髙岡 美桜(大洲)
第三位・・森岡 夏萌(大洲)
《小学3年〜4年生》
優勝・・・白石 華望(大洲)
準優勝・・髙市 涼 (大西)
第三位・・毛利 斗綺(鬼北)
第三位・・森田 晃生(大西)
《小学5年〜6年生》
優勝・・・髙智 涼佑(大三島)
準優勝・・渡部 瑞希(大西)
第三位・・正岡 一也(森松)
第三位・・安部 志 (大西)
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◆組手の部◆
《幼年の部》
優勝・・・山下 葵子(宇和)
準優勝・・須原 湊海(住吉)
《小学1年生》
優勝・・・福本 竜侍(住吉)
準優勝・・濱田 來夢(鬼北)
《小学2年生》
優勝・・・宮崎 愛叶(鬼北)
準優勝・・清水 心煌(森松)
第三位・・坂井 希 (鬼北)
第三位・・中村 日向(大西)
《小学3年生 男子》
優勝・・・大内 倭 (森松)
準優勝・・毛利 斗綺(鬼北)
第三位・・新田 蓮 (大西)
第三位・・渡部 大地(大西)
《小学3〜4年生 女子》
優勝・・・山下 柚奈(鬼北)
準優勝・・髙市 涼 (大西)
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《小学4年生 男子》
優勝・・・森田 晃生(大西)
準優勝・・西崎 透吾(南郡)
《小学5〜6年生 女子》
優勝・・・白石 彩乃(大西)
《小学5年生 男子》
優勝・・・藤本 天斗(野村)
準優勝・・髙智 涼佑(大三島)
《壮年》
優勝・・・大内 靖 (森松)
準優勝・・脇川 真一(森松)
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2018年3月18日 宇和島市総合体育館
WEB課 石河直人(鬼北・野村道場)
- 2018-03-18 Sun | URL | ニュース | Edit | ▲PAGE TOP