私たち高見空手は、地域社会に根を下ろし『和』をもって『公』に尽くす空手道を志して、極真会館の時代より地元のお祭やイベントでの演武会や、学校はじめ様々な団体・教育機関でのセミナー等を積極的に行って参りました。
そして本年、高見空手として再出発するにあたり、改めて『武道文化の振興と啓蒙』を課題として、益々邁進したいと考えております。空手セミナーや演武会のご要望がございましたら、お気軽に高見空手までご連絡ください。ご相談の上、可能な限り対応させて頂きます。
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※当活動は、地域社会への奉仕活動です。(営利団体様は、別途ご相談となります)
※当活動は、「武道文化の振興と啓蒙」を目的に一般の方々が対象です。
他流派・武道関係団体の皆さまはご遠慮ください。
※当活動は、基本的に愛媛県内とさせて頂きます。(県外は別途ご相談となります)
※スケジュール等の理由で対応できない場合もある旨、予めご了承ください。
私(高見彰)は、武道家として空手道を教える一方で、NPOや学校・教育機関での講演活動など、武道研究家としての「顔」がございます。そして最近、研究家として切に感じることがあります。
それは近年における武道のスポーツ化です。
私は、武道のスポーツ化を問題とは考えておらず、スポーツマン・シップや近代オリンピックの父クーベルタン男爵が謳ったオリンピック精神は、本当に大変素晴らしいと思います。
ただ武道では、競技に重きを置いて大会の優勝などを主たる目標にすることは、武道本来の持つ精神性や文化性を損なう危険性もあると考えます。武道とスポーツは、共通する部分が多くありますが似て非なるもので、発祥と発展過程の違いからくる精神性など異なる文化だからです。
下記の「正拳コラム」でご紹介したアレキサンダー・ベネット著「日本人の知らない武士道」で、氏が指摘した柔道のスポーツ化による武士道精神の喪失は、悔しいですが返す言葉が見つかりません。
▼『日本人の知らない武士道』の日本人レビュー
https://www.karate-do.jp/archives/101.php
しかし剣道や弓道とともに空手道には、まだまだ武道特有の精神性や伝統文化が残っている流派が存在します。高見空手一門は、武道に真摯に取り組むと共に、これからも空手セミナーや演武会を通じて広く一般の方々にも日本武道・空手道に触れて頂き、微力ながら武道文化の振興と啓蒙活動をしたいと考えております。
スポーツとは一線を画した、競技編重でない日本特有の武道・武士道。より多くの方に空手道の持つ『武』に触れて頂き、
「道とか、修行・修身とか、礼儀礼節、惻隠の情とか、こんな世界があったんだ!」
と、皆様に知って頂けることが私たち高見空手一門の何よりの喜びです。空手セミナーや演武会のご要望がありましたら、是非、ご連絡をお願い申し上げます。
高見 彰 拝