空手を始めて早いもので28年経ちました。正直、ここまで長く続くとは私自身が意外に感じております。
今回、28年の空手人生を振り返ってみると歓喜も挫折も多く経験してきて、その繰り返しで今日を迎えたのだと思います。私は10歳(小4)で入門した当時の極真会館愛媛支部宇和島道場では高見総師が「基本が一番だよ。基本が大切なのだよ!」と話しており、私なり「基本に忠実に」という高見総師の教えを実践し、稽古を続けてきました。
極真会館愛媛支部で“初段位”を取得し、高見空手で“弐段位”“参段位”を允許され、下波道場師範代就任等ありましたが、年齢や段位を重ねるごとに稽古の中で「基本に忠実に」という高見総師の教えの意味が理解できるようになりました。
空手を始めた純粋な少年は今や、女房子供持ちのおじさんになりました。
また極真会館愛媛支部は「国際空手道連盟 極真会館」から独立して「日本空手道 高見空手」となり早いもので10年経ちました。
今回、下波道場で唯一の黒帯(初段位)の中浦指導員を眞田師範が「中浦を弐段位に推薦する。」と言うことで私も“四段位”を志願させてもらいました。
推薦昇段の黒帯は通常の黒帯と違い文字の色が「赤」となります。私なりの解釈では昇段審査にて允許される黒帯の「オレンジ文字」には「炎のように燃える心で稽古に精進せよ」と言う意味があり、推薦昇段の「赤文字」には「炎が成熟して力が形となってきた」と言う意味があるのではないかと思います。段位金線は金線が増えるごとに
「筋金入りの人」として成長した“証”だと感じます。
最後になりましたが、今回、“四段位”を允許して頂きました高見総師、高見最高範士へ感謝申し上げます。
また昇段を推薦してくれた父である眞田師範、共に稽古に励む中浦指導員や下波道場生、その他関係各位、そしていつも支えてくれる母、家内と愛娘へ感謝いたします。
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