この度は昇段審査を受審させていただきありがとうございました。
絶対に合格してやるとの思いでのぞんだ昇段審査が始まりました。
最初の基本審査が始まると一気に自分の中で緊張感が高まりましたが、とにかく全力で声をだして体をほぐし、今までの稽古の成果を出しきることができました。
次の移動審査では日頃、道場でやらないことも投げかけられましたが、集中して最高範士の声を聞き落ち着いて最後までやり通すことができました。
また、自衛術審査では五戦と九戦を行い、道場で繰り返し稽古してきたことをそのまま出し、思い通りに動けました。
最後は組手審査です。
各道場の師範、師範代、黒帯の先輩方、昇段審査を受審の皆さんが相手です。
普段、組手をすることがない相手、また体格的にもとても大きな相手と組手をすることは、まったく別の雰囲気でした。
私は組手をする時は、とにかく相手どうこうではなく自分に負けないことを意識しています。
今回の組手審査でも「自分に勝つ」その思いが出せたと思います。
この昇段審査のすべてが自分にとっていい経験と財産になりました。
昇段審査終了後に最高範士から「きこさん合格です」の言葉をいただいた時は、うれしくて、ここまでやってきて良かったなと思いました。
私が幼い時に兄や姉の稽古する姿を見て、強くなりたいと思い始めた空手ですが、ここまで続けられたのも周りの支えがあったからです。
稽古で心が折れそうな時も、いつも心強い言葉をかけてくれる中里師範、家でミットや組手の相手をしてくれるお父さん、栄養バランスを考え食事をサポートしたり体調のケアをしてくれるお母さん、いつも的確にアドバイスをくれる兄姉、私の周りにいるすべての人のおかげだと思います。
これからは感謝の気持ちを忘れず「黒帯」としての自覚を持ち、目標とされるように全力で稽古に取り組んでいきます。
最後に、このような私に昇段審査の機会を与えてくださった高見総師、高見最高範士、中里師範、本当にありがとうございました。
押忍