この度は、昇段審査受審の機会を戴きありがとうございました。
高見総師、高見最高範士、丸山師範に心より感謝申し上げます。
空手をするきっかけは、息子の空手に向かう心に打たれたからです。
私も空手をしたいと師範にお話をして、挑戦することにしました。
初めて昇級審査を受けた時の事は今でも鮮明に覚えています。
今までの失敗談は、例えば、帯の忘れ、型の忘れ、隣の方と違う移動、ここでは言い尽くせません。
それでも、とんとんと昇級していき、稽古もレベルを上げていかなければならないというプレッシャーと戦いながら稽古に励みました。
ところが、1級の昇級審査中、右膝前十字靭帯断裂、先が見えなくなり頭が真っ白になりました。
ああー、これで昇級は無い。
師範から、再審査を伝えられました。
足の痛みと不安、師範の居ない中、再審査が終わり、高見最高範士より帯を頂きました。
感激の余り泪がポロポロこぼれ落ちました。
1級の帯を頂いてから、私の中では黒帯を取りたいと思う気持ちは遠くなりました。
1級のまま空手は続けていこうと、大西道場へ。
足の怪我を理由に目標もなく稽古を続けている自分がいました。
空手は好き、練習も苦では無い、でも、足が上がらない。
悔しさと怖さ、師範への迷惑をかけている思いの中での継続、しかし、師範は稽古合間、足を気遣って声を掛けてくださいました。
とても励みになりました。
後輩達が昇級していく中、1級の息子にも昇段審査を受けてもらおうと思いますと、師範から伝えられ、厳しい励んでいる姿を羨ましく見ていました。
そんな中、師範から「愛さんにも、受けてもらおうと考えています。」と、伝えられました。
正直、お断りしようと思いました。
私には無理だと思ったからです。
けれど、師範は、私にもう一度昇段受審をと、、、。
私にチャンスをくれているんだ、黒帯という目標を考えてくれているんだと感じました。
私に大きな勇気をもたらしてくれました。
息子と黒帯を取りにと思う気持ちは、日に日に現実味を帯びて来ました。
息子は、私と一緒に稽古しても、嫌がる事なく、同じ空手をしている同志として接してくれました。
駄目だしなども有りましたが、、、。
息子にも感謝しています。ありがとう。
黒帯までには、色々有りましたが、乗り越えて続けて来られた結果ではなかったかと考えます。
丸山師範、
私に黒帯へのレールを敷き、導いて頂きありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
今後共、ご指導宜しくお願いいたします。
押忍。