まずはじめに、高見総師、高見最高範士、丸山師範、今回昇段審査の機会を下さり、昇段を許していただき、ありがとうございます。
空手を始めて約10年、大西道場に入門した頃は、まだ幼く、畳の上を転がってみたり、虫を探してみたり、空手そっちのけで遊ぶやんちゃボーイでした。
そんな僕も丸山師範や先輩達に、たくさんのことを教えてもらい、初めて色帯をもらったときは、とても嬉しかったことを今でも覚えています。
小学生になり、学年が上がっていくにつれ、空手が嫌になり、やめたいと思った時期がありました。
しかし、先輩達や後輩の頑張っている姿を見て、僕も頑張ろうと思い、ここまで続けることができました。
僕が昇段審査を見に行ったのは、姉の昇段審査でした。
昇段審査の独特な緊張感を感じ昇段審査の厳しさを目の当たりにして僕もここに立つんだと思うと、大きな不安に押し潰されそうになりました。
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丸山師範から昇段審査のお話をいただいたときは、まだそんなに実感がありませんでしたが、姉や母にたくさんダメ出しをされ、このままじゃダメだと思い、家で筋トレや僕が一番苦手としていた柔軟をしたり、姉に移動や型を教えてもらったりしました。
昇段審査前日、不安と緊張に押し潰されそうになり、逃げたくなりましたが、母の言葉が僕を励ましてくれました。
母にはずっと空手に限らず、部活などでも、いつも一番に応援してくれ、仕事が忙しい中、審査、大会などは欠かさず見に来てくれます。
僕がここまで来ることができたのも、母が僕の知らないところで頑張ってくれているからだと改めて実感しました。
お母さん、いつもありがとう。
審査当日、扉の前に立つと会場のピリピリとした空気が僕を襲いとても緊張しました。
しかし、同じ道場のみんなが目に入り、僕も頑張ろうと覚悟を決め審査に挑むことができました。
審査が始まり、英語の道場訓が終わった後の柔軟のテストでは、胸をつけることができず、くやしかったです。
移動は少し間違えてしまいましたが、焦らず落ち着いてすることができました。
型は、あまり得意ではありませんでしたが、たくさん練習をしていく中で母や姉、丸山師範にも上手くなったねと言われて審査では少しよろけてしまいましたが、自信をもって取り組むことができました。
組手は僕が思っている以上にしんどかったですが、今まで教えてもらったことを信じ最後までやりとげることができました。
合格通知を頂いたときは本当に嬉しかったです。
昇段することができたのは、大西道場のみんなが支えてくれたおかげです。ありがとう。
これから黒帯という自覚をもって、みんなに恩を返せるように、頼られる先輩になれるように、空手に励んでいきたいです。
そして感謝の気持ちを忘れずにこれからも努力していきます。押忍。