この度は、初段審査の機会を与えていただき、ありがとうございました。
そして、初段審査までご指導してくださった皆様へ感謝申し上げます。
自分が空手を始めたきっかけは小学1年生の時に父にやらないかと言われたことでした。
その頃はあまり興味がなかったものの、兄が空手をやっている姿を見て自分もやってみたいと思うようになりました。
それから、一週間に2回通うようになり、できる型が増えたり、帯の色が変わったりするのが嬉しく感じました。
しかし、中学生になり、一緒にやってきた友達が空手を辞めていったり、部活と勉強と空手の両立が上手くできなかったりなど、 もう空手を辞めてしまおうかと考えていた時期があり、兄からは「辞めたいなら辞めたらいい」と言われました。
けれども、今までやってきた空手をここで辞めたら無駄になってしまうという。そんな想いがあり、空手を続けようと決意しました。
そして高校生になり、中里師範から昇段審査受審の許可を頂きました。
昇段審査は緊張のあまり最初の英語の道場訓の暗唱の時に頭が真っ白になりスラスラと言えなかったり基本や移動など普段の稽古の時のようにはいかなかったりと思うようには動かず、自分の稽古が足りなかったと後悔しています。コロナ禍の影響により組手は受け返しの組手となり、10人組手ができなかったのが少し心残りでした。
今の自分には足りないものがまだありますが、黒帯としての自覚を持ち、下の後輩達に示しがつくように稽古を取り組んでいきたいです。そのためにはまず、自分が昇段審査の時にできなかった事を克服していけるよう、より一層努力していこうと思います。
最後にこのようなご時世の中、昇段の機会を頂いた事、初段を許可していただいた事を高見総士、高見最高範士に感謝を申し上げます。
そして、いつもお世話になった中里師範、道場生の方々、いつも支えてくれた両親へ、本当にありがとうございました。
これからも精進していきたいと思います。
押忍