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2018 昇段レポート 中浦誠 初段位/下波道場

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 この度、昇段審査を受審させて頂き有難うございました。
 私は、高見空手下波道場に入門する10年くらい前ですが、他流派で空手を習っていました。宇和島市内の無料で使用出来る施設を利用して週に1回、稽古をしていました。そこで習っていた茶帯の先輩の華麗な組手をする姿に憧れていました。「自分もいつかは先輩のように茶帯を締めて格好良く、そして強くなりたい!」と思っていました。しかし私はこの流派の空手を仕事など諸事情により2年ほどで辞めてしまいました。それから何年か経って私は、気の合う友人らと別の施設を利用してミット打ちやグローブを着用して軽いスパーリングを始めました。
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 ある時、私は友人の一人に「自分はスパーリングの他にも空手の型を習いたいんだけど誰か教えてくれる人はいないかな?」と話すと、彼は「このまま目標もなく、ただ漠然とやるよりもどこかの道場に正式に入門して空手を習ってみてはどうだい?」と言われました。でも以前、習っていた流派の空手も長続きしなかった私は、道場に入門してもまた直ぐに辞めてしまうのではないかと思い、入門することに躊躇していました。しかし、自分自身の心と体を鍛えるのに良い機会だと考え正式にどこか道場に入門して空手を習うことを決意しました。
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 しかし、いざ空手を習うと言ってもどの流派の空手を習ったら良いものか迷っていた時に、私の勤務する会社の事務員さんの息子さんが下波道場で空手を習っていることを知りました。それが畠山亮先輩でした。畠山先輩から連絡をしてもらい日時を合わせて下波道場へ行きました。そこでは眞田師範、眞田寛之師範代そして色帯の先輩方が私を温かく迎えてくれたことを今でも覚えております。
 その当時の下波道場は「極真空手」でした。正式に入門して休まず稽古を重ね2年半前に念願であった茶帯(2級)を取得することが出来ました。私の中では「茶帯」で満足しておりましたが、1年後、1級に合格した直後に眞田師範から「来年、昇段審査を受けなさい!」と言われました。今の自分に昇段審査に挑戦する力など全く無く1年かけても審査を受ける力を身に付ける自信が無かったので自分の中では昇段審査のことを諦めておりました。
 しばらく経って眞田師範から「中浦、昇段審査を受けるは気あるのか?」と言われ「押忍、受けます!」と思わず言ってしまいました。(笑)
 この一言で私は腹をくくり挑戦することを決めました。
 それからは昇段審査へ向けての稽古を重ね、仕事が残業で遅くなっても眞田師範、寛之師範代は私が来るまで待っておられて稽古をつけて頂く日々が続きました。
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 審査当日、昇段審査の場に立ってみて今までにない緊張感で私自身、納得出来る動きは全く出来ませんでしたが、悔いの残らないように全力で挑みました。
 入門して9年が経ち、「今日まで下波道場で頑張ってきて良かった!」と思います。
 今回の昇段審査で「初段位」を允許され、高見総師、高見最高範士に感謝申し上げます。
 そして不器用な私をここまで育てて下さった眞田師範、本当に有難うございました。
 また兄弟子でもある眞田寛之師範代、一緒に稽古してきた道場生に感謝いたします。
 職場の皆さんや家族、全ての方々に感謝です。
 初心に戻り、これからも下波道場の稽古で汗を流して行きたいと思います。押 忍
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