この度、昇段審査の機会を与えてくださった高見最高範士、ここまでご指導いただいた中里師範、本当にありがとうございました。
昇級審査とは違うピリピリとした雰囲気を肌で感じながらも、自分なりにしっかり力を出し切れたと思います。
今回、昇段審査のお話をいただいた時はとても不安でした。体力や技術、精神面や知識において全てが力不足なような気がしてとても不安でした。
また、高校生活の部活と勉強、そして空手。「僕には両立ができるのだろうか。」という不安もありました。しかし「昇段を受けてみるか」と中里師範に言っていただいたからには、それに答えたいと頑張ることを決意しました。
まずは基礎です。いつもしっかりしているつもりでも「どこか直す所があるのではないか?」「力強さは伝わるだろうか?」など基本稽古から見直しました。
次に型です。規定型はあまり重点的にしたことのない型で、細かいところもきをつけながら、また気合は大きく出すことを意識しました。私生活では猫背を治すため常に背筋を伸ばすと言うことを心がけました。
最後、1番不安だったのが組手です。僕はとても受けが苦手という初歩的な欠点があったからです。しかし自分の周りには男女年齢に関わらず空手道を真っ直ぐに強く精進し続けている先輩がたくさんおられます。その先輩方との日々の組手が昇段の組手に生かされました。
昇段審査のお話をいただき、それに向けて練習を開始して、僕は様々な人に支えられていると言うことを改めて感じることができました。
空手だけでなく人として大切な事を常に意識させてくださる中里師範。
くじけそうになった時に声をかけてくれる道場生や道場生の親御さん。
英語が苦手な僕に稽古後残って丁寧に教えてくれためぐみ先輩。
空手を習わせてもらい、送り迎えもしてくれる両親。
黒帯を締めるとともに支えてくれた人に恥じないように、これからもしっかり稽古に励んでいきたいと思います。押忍。