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壮年部昇段審査&黒帯セミナー/レポート

 平成29年10月28日~29日、台風22号が猛威を振るい日本に接近してくる中、愛媛県愛南町一本松国民体育館を会場として第3回日本空手道高見空手壮年部昇段審査&黒帯セミナーが開催されました。
 前回まではその名のとおり40歳以上の参加者により実施されていたが、黒帯なら年齢関係なく参加できることとし、武器術の稽古も取り入れての開催とした。その結果、今回は17歳から76歳までの年齢層での実施となった。
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 また、初めて女性の昇段受審者が参加(今回、受審者は彼女1名。)し、初日の午後の稽古は審査実施とともにほかの参加者は基本、移動審査をいっしょに体験するなかで最高範士の説明を聞きながら体の使い方や道場生に指導する上での考え方を広げることができたのではないかと思います。
 圧巻は初段受審のこの女性の組手審査において15名のセミナー参加者全員が組手の相手をしたことです。
 旦那さんが見守る中、外の突風の音にも負けない彼女の気合いが体育館内をこだましました。
 師範の中にはこの光景を見て一般の昇段審査より感動して声を震わせて応援している者もおられました。
 高見空手の素晴らしさを実感させる初日の審査とセミナー稽古でした。
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 二日目の早朝稽古、通常は宿泊施設の駐車場を利用し野外で行っていたが、大雨により体育館での稽古に変更し実施となりました。
 最高範士からいつも言われることがあります。「指導に回って稽古をしているとなかなか自分が強くなるための稽古は、できないものですよ」と。まさに朝一からの体力稽古、柔軟や腹筋の実施でそのことを痛感する時間となりました。
 後半は型を反復しながら動作の意味を考える稽古です。わかっているつもりでしたがここでも道場生のことを思うと反省することばかりの時間になったように思います。
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 最終日2回目の稽古です。トンファー対棒、棒対トンファーの型を通じてそれぞれの武具の使い方、長所、短所について学ぶ時間となりました。
 普段の道場稽古では、まったく実施していないこの黒帯セミナーならではの稽古といえます。
 こういった二人一組となり、普段では顔を合わさないみんなが稽古を通じて会話を交わす中で絆が生まれてお互いが分かり合えていくのではないかと思います。
 今回の師範を対象とした武器術稽古の中に、棒の型「風神」がありました。普段は、各道場で指導をされているみなさんですが、このセミナーで学んだ技術を自分たちもまだまだ、上を目指して精進していく糧にしてもらいたいと思います。
 また、このセミナー開催のよいところは、お互いが温泉に浸かっての楽しい会話や夕食時の交流を通して気持ちが和むことではないかと思います。
 次回は、季節を変えての開催も企画してみようと考えています。
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 今回のセミナーの全日程が終了する頃には、台風も四国沖を通過して雨も止み参加者のみなさんは帰路につくことができました。
 高見最高範士、この二日間のご指導ありがとうございました。
 みなさんの最高の笑顔のおかけでこのセミナーを継続していかなくてはという気持ちが湧いてきます。
 最高範士、参加者のみなさん、これからもよろしくお願いいたします。押忍。
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 日本空手道 高見空手
 南郡道場 師範 金澤 貴                             
                    

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