2月5日(日)、大西の藤山(ふじやま)公園にて幼稚園と小学生を対象にちびっこマラソンを開催いたしました。
公園内に大きな池があります。正確には計測していませんが、お父さんたちの目測によれば一周600mから800mぐらいとのことです。二周しますので小さな子は経験したことがない長距離です。
走るのが苦手な道場生もいますが、最後まであきらめないでがんばってほしいと思います。
松山の武道館で昇級審査会が開催されたこの日は朝からずっと雨。中止も予想されましたが、終了して大西に戻った頃には雨もあがり予定どおり開催です。
幼稚園3人、1年生4人、2年生5人、3年生1人、4年生2人、5年生2人、6年生1人。
整列前にうるさいのは大西道場のいつもの風景です。指示があるまでひたすら遊んでいます。
私服姿のちびっこたちは後ろから見ると誰なのかわかりません。普段の稽古の時より小さく見えます。
整列して注意事項を聞いたあと笛の合図で18人のランナーが元気よく飛び出しました。
時刻は16:00。極端な体力差があるので今回は表彰がありません。しかしみんなやる気満々です。
上位をねらう、ライバルに勝つ、自分に負けない、完走を目指すなど、自分の目標に向かってがんばります。
コースの途中で大好きなお母さんが優しく温かく声をかけてくれます。
苦しくて弱気になりそうな時はお父さんから力強い声が飛んできます。
みなさまご自身の判断で自主的に配置についていただいて助かります。
トップをねらう選手の姿が見えてきました。4年弟と6年姉が壮絶なデッドヒート。
姉の猛追を驚異的なラストスパートで振り切って安部志が殊勲の1位に輝きました。
お互いの意地がぶつかる場面がゴール前で数多く見られます。負けたくない気持ちが強く伝わります。
藤谷朔也が予想外の大健闘を見せます。まだ5才ながら1年生たちより先にゴールします。
走りきった選手たちが次々とゴールしていきます。力を出しきって疲れていますが、みんないい表情です。
ついに18番目のランナーが見えてきました。幼い小さな体でゴールを目指しています。
姉と母と父が一緒に走っています。見ていた1位の安部志も駆けつけます。
涙をこらえるお母さんたちの姿が印象的でした。
マラソン大会は無事に成功しました。道場の結束がまた深くなったこと、
そして精神力が向上したことを実感しました。
今回も温かいご協力で支えてくださいましたご家族、企画に賛同と認可をいただいた
高見最高範士に感謝申し上げます。押忍。
レポート/大西道場 越智愛3級