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2016年 黒帯セミナー合宿 レポート

 10月29日(土)、30日(日)、愛南町一本松にて『黒帯セミナー合宿』が実施されました。
 今回のセミナーでは1日目夕方から「高見空手スリランカ支部」より、責任者 レカマルジ・カル先生 現3段、師範代 ニマール・ジェシリ先生 現2段、ジェシリ先生のご子息 プールネイ・ジェシリ君(12歳)現3級、の3名が合流参加されました。
 ※カル先生、ジェシリ先生、プールネイ君は10月29日〜11月9日(12泊11日)の間、高見空手短期内弟子として滞在し、11月に行われる昇段審査も受審される予定です。

 《1日目》
 集合は14:00。場所は前回と同じく「愛南町一本松国民体育館」。早々と道衣に着替え、緊張感が高まる中、14:30から最高範士稽古が始まりました。
 最初の稽古は基本稽古から始まり一つ一つ丁寧に技を出すことに気を付けることなど、最高範士からの詳細なご指導を受けながらの稽古となりました。
 中盤から棒とトンファの武器術の稽古を行いました。

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 初日の稽古が終わり宿泊場所の「一本松温泉あけぼの荘」へ移動。暫しの休憩をとり、18:30からスリランカの3名も合流し、親睦会及び歓迎会を行いました。
 少しお酒を嗜みほろ酔いになった頃、ドッキドキの自己紹介が始まりました。「マ、マ、マ、My name is...」この状況...大体わかるとは思いますがご想像にお任せします...。
 自己紹介も終わりスリランカの3名とも少しずつ親睦も深まり次の日の稽古に備え、21:00頃、会を終えました。

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 《2日目》
 早朝6:15からあけぼの荘駐車場にて普段着(体操着)での稽古を行いました。
 スリランカの3名の日本での稽古はここからスタートになりました。早朝稽古は型稽古です。大極その1から五十四歩までを全員で行いました。
 カル先生たち、ニット帽を被りとても寒そうでした。
 朝食。日本の朝食の定番、生卵と納豆。これはカル先生たちには想像もつかない食事だそうです。しかしカル先生は納豆に挑戦しておられました。無理でしたが... 卵は基本的に必ず火を通して食べるそうです。フムフム...。

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 朝食後、9:30から今回のセミナー最後の稽古の始まりです。日本語と英語とシンハラ語が飛び交う中、基本稽古から始まり武器術の稽古に移りました。
 武器術の稽古ではまず「チオン」という棒の型をご指導いただきました。プールネイ君も器用に棒を扱っていました。

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 次に棒とトンファを使った組み打ち(約束組手)「棒とトンファの型」と「トンファと棒の型」をご指導いただきました。
 名前の最初の武器が勝つという内容の組み打ちになります。1から10の号令で1つの型となります。
 カル先生、ジェシリ先生、プールネイ君とも覚えが早く、またアウエーの地にいることも感じさせないほどの気合いで稽古に臨んでおられました。
 今回参加者最年長の本部道場所属 藤田先生(7?歳)とプールネイ君の組み打ちは、まるで映画「ベストキッド」を観ているような光景でした 。

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 今回の黒帯セミナーはカル先生、ジェシリ先生、プールネイ君の参加で皆にとってとても刺激のある合宿となりました。また、武道空手は世界共通ということも学ばせていただきました。言葉は通じなくても一緒に汗を流し拳を交えることで稽古を終える頃には自然と笑い合っていました。
 最後に、関係者各位、施設や地域の皆様のおかげをもちまして、怪我もなく無事黒帯セミナー合宿が成功で終わりましたことを心より感謝申し上げます。
 押忍

 鬼北・野村道場 師範代 石河直人(WEB課)

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