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眞田 一治 四段 昇段レポート

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この度は、昇段受審の機会を与えて頂きまして有難うございました。

 本来ならば高見成昭総師、高見彰最高範士より、お声をかけて頂いて受審することになるのですが、今回は自ら高見総師、高見最高範士に強くお願い申し上げ、ご承諾頂きました。
 後々、「よくもまぁ、図々しく自分から言ったものだ」と反省しましたが、自ら申し出たことで後には引けず「やるしかない!」という気持ちが日に日に強くなり、心が折れなかったことにつながったと思います。

 平成26年1月に「空手道 高見空手」が発足し新たに「師範」という立場での昇段審査に挑むプレッシャーは過去の審査とは比較になりませんでした。
 五十路を超えて12年振りの挑戦に若い頃とは違い、頭の中で考えていることと現実の自分の身体の動きとの差にかなりのギャップが生じ、この状況に不満と不安、葛藤との戦いでした。
 
 また私は日頃、道場生に「空手を修行するからには自身の目標を持つように!」と指導致しておりますが、ある日一人の弟子から「師範の目標は何ですか?」と聞かれたことで「よし、昇段審査を」と決意した次第です。
 
 また道場の指導員で息子の寛之が昨年末に「弐段位」を允許されたことに刺激を受け「今しかない!指導者である前に挑戦者でありたい!」と・・・
 
 昇段審査に向けてトレーニング、稽古を積んで行く中で、オーバーワーク気味の疲れた身体に右アキレス腱痛とそれに伴い右ヒザ痛が容赦なく襲ってきましたが、たとえどのような状況であっても「言い訳は絶対しない!」と自分に言いきかせ審査当日を迎えました。
 痛い個所に薬を塗り、サポーターで固めての審査開始となりました。「基本」「移動」「型」「体力」「組手」と進む中で高見彰最高範士がよく言われる「気迫」「気合い」を前面に出し、他の先輩方にも劣らぬ内容であったと実感いたしました。
 そして最後まで気持ちが折れずに戦えたことは今後の私の大きな財産となりました。

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 最後になりますが、「四段位」を允許頂き、高見成昭総師、高見彰最高範士に心より感謝申し上げます。
 また、いつも蔭ながら支えてくれる家族(何はともあれ女房)に大感謝!
 そして共に戦った丸山師範(大西)、藤田先生(本部)本当にお疲れさまでした。
 
 今回の昇段審査で得たものは非常に大きく、正に「お金では買えない貴重な時間」を過ごさせて頂きました。だからこそ、私は早速、次の目標に向かって邁進して行く所存です。
 
 下波道場は小さな道場ですが、これからも地元の行事に積極的に参加させて頂き、信頼され続ける道場で有りたいと思います。
 道場生と共に「高見空手」の更なる発展に尽力して参ります。押忍!
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