「良き師に出会い」
継続は力なりの教えを胸に二十年、早いもので高見空手の前身でもあります極真会館高見道場に入門して、今年の十月で二十年になりました。
入門した頃(五十五歳)は年齢による体力の衰えを痛切に感じておりました。その為、ここまで続けてこられるとは思いもしませんでした。
お蔭で今は、身心共に健康で充実した毎日を過ごさせて貰っております。
これは、高見彰最高範士の御指導のお蔭だと今日の私がある事を有難く心より御礼申し上げます。
思い掛けず此の度、高見最高範士より参段受審のお話しを頂きました時には、大変有難く思いましたが、その反面、果たして七十四歳になる自分が審査に耐えられるだろうか?また、平是熱心に御指導頂いている最高範士や本部の師範に対して応えられる様な動きが出来るだろうかと迷いがありました。
迷いながらも、自分に与えて頂いた最後の機会だと考え受審する事を決意致しました。
受審にあたり、道場稽古の無い日は自宅で弱点のある下半身強化の筋トレを行い、道場稽古では動作の正確さと力強く動く事を心掛け受審に備えました。
受審当日は、目標の一つである「年齢を感じさせない気迫と動き」を心掛けて受審させて頂きました。
思っていた程の動きは出来ませんでしたが、それでも前回の弐段受審の時と比べれば、少しは良い動きが出来たと感じることができました。
審査終了後、高見最高範士より、握手と身に余る温かいお言葉を頂き、張りつめていた緊張疲れが心身に心地よい疲れに変わりました。温かいお心遣い誠に有難うございました。
また当日、温かい励ましを頂いた道場責任者の師範や先輩方のお蔭で完遂することが出来ました。有難うございました。
この度の受審で得た経験を無駄にする事なく、今後の稽古に生かして行きたいと思っております。
最後になりましたが高齢である私を、高見彰最高範士、石川考雄師範、先輩方そして道場の皆さんが支えて頂いているお蔭で楽しく稽古が出来ております。心よりお礼申し上げます。有難うございました。
高見成昭総師が常々申されている「継続は力なり」の言葉を胸に、今後も体力の続く限り後輩の手本と成れますよう、日々努力して参りたいと思います。
今後共ご指導頂きますようお願い申し上げます。押忍