空手道 高見空手 本部・市坪道場
熊田 琢磨 弐段
この度は昇段審査受審の機会を戴きありがとうございました。
二〇一四年 一月 高見空手設立となり様々な事柄が変化する中、
多忙の極みであった高見最高範士より「弐段受審」の声をかけて戴きました。
初段位から二年と少ししか経過しておらず「自分如きに弐段はまだ早いのでは」と思いましたが、
初段位を許されたときに最高範士から戴いたお言葉
「初段で空手道の入り口、現状に満足せず自らを鍛え更に上を目指し努力することが
黒帯を許された者の責務であり黒帯を締めてからが真の空手道」を思い出し、本部道場・市坪道場(本部直轄)の指導員を務めさせて戴き後輩の指導・育成に携わっている事から、自らの向上と今後の指導の向上に繋がると思い受審させて戴く事としました。
審査までの稽古は日々の稽古に加え先輩の御教示を仰ぎ、技を磨く為、本部・市坪道場のみならず他道場合同での積み重ねとなりました。
ところが審査二週間前に左肩関節周囲炎を起こしてしまい関節腔内注射・鎮痛剤投与・リハビリを繰り返し、痛みで審査受審を諦めそうになりながらも「この程度で諦めたら弐段は獲れない」と奮起し当日を迎えました。
審査は気負いと緊張のなか始まり基本、移動、型、と万全とは言えない状態で進みました。
組手も連続十一人、断続五人の計十六人組手を完遂したものの自分の組手が出来ておらず拳立も合格には程遠い不甲斐ない内容だったと言えました。
今後、自らに課し精進していくべき部分が浮き彫りになった審査でした。
これを少しでも克服し高見空手の教えを具現化出来るよう精進していきたいと思います。
御指導戴きました高見最高範士、石川師範、神﨑先生、黒帯先輩方、共に市坪道場を支えて下さる千葉師範代、共に受審した吉井先輩、石川さん、道場生、稽古に付き合ってくれた少年部、いつもボロボロの自分を支えてくれた家族にこの場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
息子:龍、娘:雅衣へ
あなた達の親父は足掻いて足掻いて昇段をなんとか許されました。
龍は同じ弐段、雅衣は初段を目指しこれからも共に精進していきましょう。
押 忍